野球肘を体幹から考えよう!効果的な体幹の鍛え方とは!

野球肘を体幹から考えよう!効果的な体幹の鍛え方とは!


はじめに

痛い→休む→投げる…
このループから抜け出したい

肘の鍛え方は教わった
だけど「痛みと投げる」のループから抜け出せない

体幹の鍛え方は聞いたことがありますか?

聞いたことがある?

それは「野球肘のための体幹の鍛え方」ですか?

体幹も目的に応じて鍛え方が違います

競技特性に合わせた鍛え方がもちろんあります

今回は「野球肘のための鍛え方」をご紹介します!

目次

1.野球肘と体幹の関係

2.野球肘のための体幹トレーニング

3.まとめ


野球肘と体幹の関係


よくある対策としては
「肘下がりの防止」
「前腕のストレッチ」
この2点が代表的です

もちろんこの2点は非常に大切な要素です

ボールを投げるためには
→前腕→上腕→肩甲骨(=上肢帯)
これが必要

肘下がりと前腕のストレッチは上肢帯を主眼に置いたアプローチと言えるでしょう

上肢帯へのアプローチで効果が出ないなら
「上肢帯の先に問題がある」と考えていく必要があります


上肢帯の先とは?


肩甲骨の先にあるものは

「上肢帯→鎖骨→胸骨→胸郭・胸椎」

いわゆる体幹です

体幹と言ってもかなり幅があるので

今回は「胸郭・胸椎」部分を主として考えていきます

「胸郭・胸椎」と野球肘の関係とは?

野球肘で問題となる動作に
「肘を前方に振るタイミングが早い」
これがあります

腕の加速を作るための戦略と考えられます

肘を前方に出すことで
前腕が相対的に後ろに位置します

これによって
肘に「引き伸ばされる力」がかかります

この「引き延ばされる力」がかかった後には
「元に戻ろうとする力」がかかってきます

この力を利用して腕を加速させています

これを利用しすぎると肘に負担がかかり「野球肘」になっていきます

つまり「肘~前腕による腕の加速」から脱却しなければなりません

そこで「胸郭・胸椎」の利用を考えます

「胸郭・胸椎」を利用した加速とは?

加速を生み出すためには
「引き延ばす力」をためることが重要です

「胸椎・胸郭」に「引き延ばす力」をためる方法を編み出せばよいわけです

胸椎が動く方向は
「回旋」

身体をねじる動きに有利な構造をしています

ねじる方向に良く動くので
たくさんねじって、たくさん「引き延ばす力」をため込めば
腕を加速させる補助が出来ます

そこで今回は「胸椎をねじる」
この力を生み出すための
体幹の鍛え方を紹介します

野球肘のための体幹トレーニング

注意したいのは
たいていの人は「胸椎」をねじるのが非常に苦手です
ほとんど動かすことが出来ません

ねじっているのが「腰」になっていることが多いです

なのでこれからご紹介するエクササイズを行うときは
「腰は動かさない」
これに最大限の注意を払って行いましょう!


胸椎をねじる:「マーメイド」


1.あぐらで座ります
2.手を横に開きます
3.身体を横に倒します
4.脇の下をのぞき込みます
5.もとの姿勢(2の姿勢)に戻ります
6.逆側も行います
7.繰り返します

コツ

・身体を倒すときは「伸びる」ことを意識しましょう!
・背骨の隙間となるべく広げるように!
・身体をねじるときは「胸」の向きを変えるように意識して行う!

まとめ

胸椎の力で腕を加速させられるようになって
野球肘を防止!球速も上がるかも?


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