歩くとしびれる?それ「脊柱管狭窄症」かも?気になる症状とその治療!


あなたは歩くと足がしびれてきませんか?

それ、「脊柱管狭窄症」かもしれません!

放っておくと手術が必要になることも

気になる症状とその治療をレクチャーします!

目次

1.どんな病気?「脊柱管狭窄症」
2.痺れだけじゃない!命に関わる症状があるなんて
3.手術は怖い…ほかにもある治療法!

どんな病気?「脊柱管狭窄症」


まずは聞きなれない「脊柱管」の解説から

「脊柱管」とは
背骨の中にある管の事です
脳から続く神経がその管の中を通っています
要するに大事な神経が入った管です

それを踏まえて!「脊柱管狭窄症」とは
背骨の中の管が骨や靭帯、椎間板によって圧迫された状態のことを言います

首の位置で脊柱管が狭窄すれば
「頚椎症性脊髄症」と呼ばれますし

腰の位置で脊柱管が狭窄すれば
「腰部脊柱管狭窄症」と呼ばれたりします

どうして起こるの?
加齢によって椎間板が壊れて飛び出したり、黄色靭帯という靭帯の厚みが増してくることで起こるとされています。
また、交通事故や転落などのケガでもなることがあります
日本人は脊柱管が欧米人に比べ狭いともいわれており欧米人に比べ発症しやすいというデータもあります

私の臨床経験としては頸部や腰部に負担をかけた生活をしている人がなりやすいです。
アゴが上がっている姿勢の方や腰が過度に反っている方は注意が必要です。
逆に背骨がまっすぐすぎても症状が出やすいのでなんとも悩ましい疾患です。

痺れだけじゃない!命に関わる症状があるなんて


典型的な症状としては以下の通りです

「間欠性跛行」
これは歩いていると足に痺れが出てきて、休憩が必要になる状態のことを言います
遠くまで歩けず、痛みやしびれが出るのでとても不便です

痛みもある
他には立て続けているときに「お尻の痛み」や「脚の痛み」などがあります
前かがみになると症状が落ち着く方は「脊柱管狭窄症」の可能性があります

運動麻痺もある
また、お箸がうまく使えなかったり、文字を書くのが大変になったりもします。
これは運動麻痺というもので。頸部の脊柱管が狭窄した場合に起きる症状です。
腰部で狭窄が起きると「階段でつまづく」「脚がうまく振り出せない」などがあります

知覚麻痺も起こる
手先や足の裏の皮が厚くなったように感じたり、触ってもよくわからなかったりすれば知覚麻痺と呼ばれる症状です

これだけは気をつけて欲しい!膀胱直腸障害!
おしっこや便が出にくくなっていたらすぐに病院に行きましょう!尿毒症に陥ると最悪の場合、亡くなってしまうケースもあります。


手術は怖い…ほかにもある治療法!

主な治療法は

・薬物療法(消炎鎮痛剤・血流の改善薬)
・物理療法(コルセット)
・手術
・理学療法(リハビリ)

これらがよく行われています

しかし根本的な原因は「脊柱管の狭窄」という物理的な圧迫なので
根本的な解決を目指す場合は手術か理学療法しかありません

特に骨の変形や靭帯の膨らみが著しい場合は手術以外の治療法はないと言えます
やみくもに手術を避け続けると神経が痛んでしまい
たとえ手術をしても痺れがとれないことがありますので適切な対応が求められます

軽症例の場合は理学療法で症状が軽くなる場合があります
姿勢の調整をすることで狭くなった脊柱管に余裕を持たせることが出来ます!
お医者さまに「手術以外方法が無い」と言われた方でも理学療法を受けて治る方もいらっしゃいます
手術はまだやりたくないという方は一度、理学療法をうけてみると良いでしょう

まとめ

脊柱管狭窄症とは
神経の管が骨や靭帯によって狭くなる病気
おしっこや便が出ないときは注意が必要
治療は手術が怖い場合は理学療法がおススメ!

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